Q:塗料は油性塗料・水性塗料どちらが屋外だと強いですか?
A:近年では耐候性に優れた水性塗料も出来ています しかし塗布箇所や雨風が常にある悪環境の個所などの観点をおくと油性塗料をお勧めする場合がありますので不安になる場合はメールでも結構ですので弊社へお問い合わせください
Q:うすめ液は持ってますがうすめ液はどれも同じではないのですか?
A:各種塗料にはその塗料に合ったうすめ液でないとうすめることができません。例えば家庭塗料などに用いる合成樹脂油性塗料の場合、通常は塗料うすめ液を使用するのですが誤ってラッカーうすめ液を使用すると1回目は良く混ざって塗布はできます。しかしその後、2回目を重ね塗りした時1層目の塗膜にチヂミなどを引き起こすこともありますしまたその塗膜は艶が出ずに通常の特性を発揮できす劣化する恐れがあります その塗料に応じたうすめ液を必ずお選びください
Q:水性塗料の上に油性塗料は塗れますか?またその逆は?
A:基本的に塗料を重ね塗りする場合は油性塗料の上には油性塗料、水性塗料の上には水性塗料となりますが稀にメーカーの仕様によっては異なるケースがあります
Q:オイルステインの塗料には顔料系と染料系があるようですがどう違うの?
A:各オイルステインには染料系のものが古くからあり木目を美しく表現できます。しかし染料系の色素は紫外線などの影響により退色する傾向や色移りのするものがもありますのでその対策として近年では耐候性に優れた顔料系も多品種販売されております。顔料系退色性を抑える効果がある分顔料の粒子が大きい為、木目が若干つぶれる傾向となります。とあるメーカーの製品はそういった概念のもと開発された染料と顔料の両方を用いたものも中にはあるようです
Q:着色オイルステインを塗ると濃くなったりと色ムラがでるのですが?
A:柔らかい木材など吸い込みやすい素材によくある傾向となります。刷毛を用いる場合は塗った後にすぐにウエスなどで拭くと軽減できますのでお試しください
Q:上柿渋と上柿渋色人の違いを教えてください?
A:簡単に述べると上柿渋は淡い茶色の保護液で上柿渋色人は濃いこげ茶にするための着色液となります。上柿渋は淡い茶色に色付き素材に吸わせて皮膜を形成することで撥水性、防虫・防腐・殺菌効果を得る天然渋液となります。また、上柿渋色人は上柿渋を塗る前に素材の色を濃いこげ茶にあらかじめ着色する為の着色専用渋液です。古(いにしえ)的な風合いとなり現在では重要文化財施設や古民家の修復などに用いられております。
Q:上柿渋・上柿渋色人を使う時うすめずに原液で塗るとどうなりますか?
A:上柿渋及び上柿渋色人は濃い濃度の渋液ですのでそのまま塗ると色ムラ(吸い込みムラ)や厚膜によるはく離などを引き起こす場合があります。また原液での使用は生乾き状態が長期続くことがあり特有の臭いが抜けきれない原因にもなります。塗布方法として例をあげると木部へ塗布するの場合は2倍以上に水で希釈してお使いください
Q:上柿渋または上柿渋色人がゼリー状になった物は液に戻す方法はありますか?ブツがある場合そのまま使っても良いでしょうか?
A:上柿渋及び上柿渋色人は天然しぶ柿を使用した製品で常に醗酵・熟成を繰り返す生きた塗料です。また保管状況や気候変化などの影響も受けやすいデリケートな塗料とも言えます。影響を受け始めると少しずつ固化し始め最終的には液体の状態には戻すことは出来ません 保管される上ではこまめに中身を振ってあげたり保管場所を常温を保てる場所へ移していただくと多少なり長持ちすることもありますのでお試しください また液中にブツがある場合そのまま塗ると仕上りが悪くなりますのでろ紙やキッチンタオルなどで濾した液を塗布ください
Q:市販の塗料に違う色を加え色目を少し変えたいのですが出来ますか?
A:現在の色の補色には弊社製品「粉末顔料顔力」をお使いできます。ただし極端に顔料を増やしすぎると元々の塗料の劣化の恐れが出ますのであくまでも補色をしてお使いください |