長期保存や持ち運びに優れ、使用する量に水を加えるだけで簡単に渋液を作れます

上柿渋とは

古くから日本にて使われている柿渋。塗布することで防虫防腐抗菌消臭効果が得られさらに塗り重ねることで耐水性や光沢を出すこともできます。また近年ではシックハウス対策として見直され、重要文化財などにも使用されております。

上柿渋ドライタイプとは

従来の上柿渋(液タイプ)の優れた効果に加えドライタイプは持ち運びも容易で保存性に優れたものとなっており使う時にお水やぬるま湯を加えて混ぜるだけでご利用いただけます

※暖かい湯のほうが早く溶けます

用途

無垢の木材への着色、害虫からの保護、耐水性撥水効果の向上、和紙や繊維などの補強染色などあらゆる分野に使用できます

無垢の木材、和紙、布、塗装の下地などにご使用できます

使用方法

上柿渋ドライタイプ50gに対し水又はぬるま湯を以下の目安程度加えよく混ぜ、ろ紙などで濾過したあとにお使い下さい。

●標準濃度の渋液の場合は本品50gに対し水またはぬるま湯を1L

※濃淡の調整は加水割合でお好みの色合いに調整してください。

■木部などに塗る場合■1.塗る面の汚れ・油などを取り除きムラなくきれいにします。(木目を出したい時は塗る前に細かいペーパーでみがき木目をだしてください)2.木材をよく乾燥させてから、数回塗り重ねます。(上柿渋は乾燥後、徐々に色が濃くなります)

■布を染める場合■1.染める布のホコリ・油などを取り除き十分に乾燥させます。2.浸染・ハケ塗りなどて徐々に着色していきます。浸染・ハケ塗り・乾燥を繰り返し

お好みの色に仕上げてください。3.十分に乾燥後流水で洗ってください。裁断の時、色ムラを上手にご利用ください。 時間が経過しますと若干色が濃くなりますので薄めに仕上げるのがポイントです。

塗布面積(無垢材へ塗布した場合)

標準濃度渋液1Lで約8~10㎡

■使用上の注意■

●上柿渋の色は塗布した時より完全乾燥後2倍程度濃くなります。

●開封の時、粉が飛散する場合がありますのでご注意ください。

●直接日光の当たる面の色が濃くなります。

●本品は鉄製品と反応しますので、容器等は鉄製品以外をご使用ください。

●使用する分のみ水を加えてださい。

●水を加えたものは速やかにお使いください。

●染める場合、生地の漂白剤等は完全に取り除きしっかり乾燥させて下さい。

●天然物ですが食したり飲用しないでください。

●幼児の手の届かないところで保管してください。

●衣服についた場合は、すぐに水洗いしてください。

●本品が残った粉末はパックのジッパーを完全に密閉し保管ください。

●高温多湿な場所に保管しないでください。

●ドライタイプは姉妹品の上柿渋(液タイプ)とは粘性や発色等が異なります